「言い忘れていたが、俺の名前は井吹 慶介(いぶき けいすけ)小中高大とバスケをやってきた。教えられることは少ないかもしれないが、お前たちとインターハイ目指して練習を一緒にしていきたいと思ってる。かなりキツイメニューも与えるけど、自分のためだと思って頑張ってほしい。
まぁ、俺の話はこんなもんだ。さっそくボールを使って体を動かしてもらいたいから1年は各自でアップ。2、3年はさっきの続きだ。」
先生が全員に伝わる声でしゃべると、全員が「はい!!!」と返事をして行動に移る。
俺は、佐倉が気になっていたのであまり得意じゃないけど喋りかけることにした。
「佐倉!久しぶりだな。覚えてるか?準々決勝で当たった結城だよ。」
俺は佐倉の返事を緊張しながら待っていた
「結城か!!もちろん覚えてるに決まってんじゃねぇか!!同じ高校に入っているなんて思わなかったな。なんか楽しくなってきたな!!・・・あっ!坂木じゃんか!坂木もいんのか!やべーな♪これからよろしくな」
・・・佐倉って、俊とタイプが似てる気がするな(笑)
俺と俊は「よろしくな!」と言い、急いでアップに向かった。
