《大丈夫?気分悪いの?》


《いいえ、平気です》


私は、先生に見つからないようにこっそりノートに書いた。


土伊さんから聞いたこと…。


嘘だと信じたいけどそれは本当のことだから。


『洸様は明日、実家へお戻りになられるのです』


『明日、ですか?』


『決まった時は、洸様が葉優様には言うなとおっしゃいました。
ですがやはり私には…』