亡き母の無思運必ーむしうんひつー

「…はい」






しばらくすると車が止まり、信城さんは私の手を握ったまま外へ出た。


「ここは…」


母のお墓だった。


「どうして…」


「御参りすんだろ?」


私はお墓に水をかけ、手をパチパチと叩いた。


後ろで信城さんも土伊さんも手を叩いていた。