亡き母の無思運必ーむしうんひつー

「…ふっ、お前まじウケる」


「…」


「何?寝ても良かった?」


一体この人は何を言っているのか…。


「…まぁ良い、なんか困った事があったらいつでも俺に言えよな」


「あの!」


私は、背中を向けドアに向かう信城さんを呼び止めた。


「ん?」


「どうして、私をここに入れてくれたのですか?」