「はぁっはぁ、、、」
「私に走ることで勝つだなんてぜーんぜん早いんだよ?」
だって私、スポーツ推薦でここの学校はいったんだから
「俺にかまうなって言ってんだろっ!!」

「、、、!!」
なんでそんなことを言うの??
ただ、、ただその一言が言えなかった。
だって、、純也くんの目が、、
とても、、とても寂しそうで
なにも、、言えなかったの。
「くそっ、、」
なにに怒ってるんだろう?


行っちゃう、、純也くんがまた、、
一人になっちゃう!!ダメ、、ダメだよ!!
「、、ないで」
「ぁ??」
「行かないで!!!!!!」

純也くんになにかあるんなら、
私は純也くんと向き合おう、、
だってあの笑顔が見たいから、
もっともっともっともっともっと
純也君と、、話したいから。。
だから、
話してほしい。自分のことについて、
私はどんなつらい過去とかあっても
気にしないよ?
今の純也くんが笑える、
そんな環境を作りたいんだ。
笑っていてほしい。
一匹狼で、無口で、どこかやさしくて心配性で、
そんな彼に笑っていてほしい。
だから、、お願い、、
そんな、、つらそうな顔しないで、、
私は貴方の笑った顔が、、
好きなの、、、