「カラオケ行こーよ!!」


突然、勢いよく立ち上がったマキは注目を一気に浴びた。


「何してんの…」

「あはは、よし行こう!!」



カバンを手に持つと、急げと言う目で見てくる。


「い、今から!?」

「当たり前でしょ!ほらほら」




マキとあたしの出会いは小4の時だった。