「ごゆっくりどうぞ」 席を離れた瞬間、マキと目が合った。 「やっっばい、カッコ良いよね!!?」 「…」 「あれがイケメンと呼ぶ生き物なんだね!!」 「…イケメン」 確かに、マキの好きそうなタイプだよね。 笑顔で接客中の彼を見る。