道端で抱きしめ合った。 周りなんか気にせずに。 「今まで、ごめん」 「詩…」 「あたし、マキの人生奪ってたもんね」 「そんなことない!!詩は、誰よりも大切で大事な存在だからね!」 「マキだけだよ、そんなこと言ってくれるの」 …あたしには両親が居ない。