「前に願い事したら、アヤカ一面取り留めて元気になったんだ。だから…もう一度…」 「うん…」 話すたびに、抱きしめてる力は強くなっていく。 それに答えるかのように、あたしも力を込めて抱きしめ返す。 「でも…あの日、詩が襲われそうになった日…アヤカいなくなったんだ」 「え…」 あの優しくしてくれた日に…?