あたしたちは濡れた服を乾かすために、ホテルに入った。 あくまで、服を乾かすため。 泊まるわけじゃないし、レンなら信用もある。 「シャワー浴びてこい」 「先良いよ?」 「俺は後で良いから」 ありがたく先にシャワーを浴びた。 暖かいお湯は、冷めたあたしの体を芯から温めてくれた。