「手料理?」 「うん」 「どんなのが好きなの?」 「うーん、カレーとか肉じゃがとか?家庭的なものなら何でも好き」 へぇ。 覚えてよう。 「詩は作れんの?手料理」 「無理かな」 「無理なのかよ」 あたしを見ながら、ふっと笑う。