「帰った方が良い」 「うん…」 「でも…帰れないよな?」 まだ終電は残ってる。 彼は何が言いたいのか分からなかった。 「制服…、高校生だったんだな」 「……」 「制服、縫わないと。両親が心配するだろ」 あぁ… 制服は、さっきのことを物語っていた。