「まず自分から名前を言うなんて、今までにあった?」 「ない…かな?」 「もっと話したい?」 「う、ん…」 「彼の名前しりたい?」 「知りたい!」 あ、つい… 零れそうになったジュースを、あわてて手で押さえる。 「恋だね」 恋… 鯉? 恋… 「恋ぃぃぃ!?」