彼は立ち止まって、振り向いてくれた。 「名前は!?」 彼は、フッと笑った。 「じゃあな」 右手を上げて、また歩き出した。 「あたし、詩!!またね!」 気付けば、大きな声で叫んでいた。 自分から名前を言うなんて、今まであったかな…?