「流れ星、今日見えるかな?」

「えっ?」


驚いたマキがあたしを見る。


放課後の誰も居ない教室で初めてマキと会話をかわした。



「流れ星」

流れ星にお願いをすれば何でも叶うと、あの頃は信じてた。



「ここじゃ…見えないんじゃない、かな…?」

小さな声でマキが答えた。