「ヨロシくね、良助君。」

「おう」

そして自分の席に着こうとして歩き出した。

「えーとあたしは36番だから・・・。ここの席だ!」


あたしの席の隣に誰かいる。人一倍美的オーラを放っているひとが。

顔を見てみると・・・。

「___っ。何であんたがここに!?」


「ぁ?出たな強気女。入学式から噂がいっぱいの。」


「ってか一年だったんだ。」


「わるいか。」

なんだこの男。これから席が隣なんて気が重い。

そう思いつつも席に着いた。

そお言えばこの人の名前は?

「俺の名前は、美田大地。」


こいつもあたしの心が読めてる。北中の人はみんな心が読めるのかな?

「おい。お前の名前は?」

「あ、あたしは桜いちかです。」

「あっそ。」


「あっそ。って!ヨロシクとか言いなさいよ!」

「・・・。」


「って無視か!」

「うっせ、強気女。」