ピーッ… あー、もうっ!! やっぱ集中できないよー。 祐輔くんの場所、確認しちゃうし。 っていうか、 ボールを積極的に取りにいけない…。 「あっ、あぶない!!」 祐輔くんの声が聞こえて 何かなと振り返ろうとした時… ドスッ- 頭に衝撃が走った。 「絵里っ!!大丈夫ーっ!?」 クラスの声がしたけど 頭に響いて余計に辛かった。