Dark Angel〜堕ちた天使〜

次の日。


雨は弱くなったものの、絶え間なく降り続けている。



いつもより濃いめの化粧をして、メガネかけて出勤。


これも全て、腫れた目を隠すために。




よし、大丈夫!


泣いたなんて気付かれない。




「目腫れてるよ。どーしたの?」


「……そうですか。気のせいですよ」