あれから七海は元気がなかった。

そんなギクシャクした俺たちの間に、また春奈が現れた


偶然に先輩と行った呑み屋でバイトしていた


俺は嫌な感じがした
目を合わさずにいたが、春奈が俺の隣に座った


「まだ、怒ってる?」

「当たり前だ」

「あれから、七海とも仲悪くなっちゃってさぁ…」

「七海は傷ついている。」
「あっれ?野元知り合いか?」

「そんなんじゃ…」

「そうでーすヾ(^▽^)ノ昔にぃ、告られました!」

「おい!!止めろ(--;)」
「何で?いいじゃん!」

「七海ちゃんに言いつけるぞ(゚Д゚)なんつって!」

「先輩!」

「冗談!」

何て嫌な偶然の再会だよ出来ることなら二度と会いたくなかった女

あの日から、七海とは連絡は取るもの、一回しか会ってない
何だかんだ理由つけて誘っても、断ってくる

会った時も、なんだか余所余所しい態度で居られて

俺にどうしろと…

気づけば酒を呑みすぎてしまっていた


「春奈ちゃんが悪いんだからなぁ!責任とれよな(泣)(つд`)」

何言ってるか自分でもわからなくなってきた


「とるとる!('-^*)ok店一緒に出ようよ!だから待っててね‥」


馬鹿だった




どうかしてた



七海とおかしくなっちゃったからって




最低な男




目が覚めた時



見覚えのないベッドの上に春奈が眠っていた




ごめん……


七海




俺はまた、七海を悲しませてしまう


あの日、七海を悲しい顔させた事に後悔しまくって居たはずなのに