「サワ、これ頼める?」 先輩が私を見つけ声をかけた。 「コピーですね。何枚で?」 駆け足で走る姿を誰かに恋してると気付かれたらと思うとまた顔が赤くなる………―― これじゃよけいにバレちゃう! 「20枚、頼める??」 「はい。」 見下ろされてるのがわかる。 頭が熱くて火が出そう― 「じゃあ、頼むぞ!」 先輩は私に手を振って上司の方に戻って行った。 熱く火照る頬のせいで結局顔を上げられなかった。