ジュエリー店に行って
店員さんに会ったことをすべて喋った。

それを聞いて楓ちゃんが

「佳織、その人の事忘れられないの??」

「うん・・・。」

もろ泣きそうな私に


「それは恋だね!!!」

えっ!?



楓ちゃんは、冗談で言ってるんだと思う。



「もう1回、その店に行ってみたら??
あぁあたし、佳織に服決めてもらうためにきたんだ!!

こっちとこっちどっちが・・・」



楓ちゃんの声が遠のいて
どんどん私の頭は混乱していく・・・。


私が恋したなんて、何年ぶりだろう??

でもこんなにも忘れられないなんて・・・

うん、きっとこれは恋だ!!!




そう自分に言い聞かせているように
自分を納得させ、すぐに家を出た。



さっきの道に戻って、
あの可愛いジュエリー店に行く。


店に入ってあの店員さんを探すが見当たらない・・・。