つまらないときはだいたいおじいちゃん家に行く。

おじいちゃんの家は私の家より3倍いや4倍ぐらいでかいと思う。
それでもおじいちゃんの家は不思議と落ち着く。

おばあちゃんは、日本人ではなくイギリス人。
おじいちゃんが20代のときにロンドンに留学してそのとき出逢ったみたい。

「ばあさんはなぁ~とってもキレイで、出会ったときに、『あの人は、あなたの運命の人だよ。今行かなかったらきっと後悔するよ??』と誰かに囁かれた気がしてなぁ~いつの間にか声を掛けていたんだ。」

と前に出会い話を聞いたときがある。

おじいちゃんとおばあちゃんは他のどこの夫婦よりも仲がいいと言っていいほど仲がいい。
それは息子のお父さんも一緒で両親も仲がいい。
週に1度はデートだと言って、どっか出掛けてる。

そんな暇あるのかよ・・・とよくお父さんに疑問を抱く。


私もそんな仲のいい夫婦になれる人がいるかなぁ~??



時計を見るともう8時。いつもなら帰るけど、なんだか面倒だし、暗いから怖い。
おじいちゃんが、

「今日は泊まって行かないのかい??」

と言ってくれたから、今日はおじいちゃん家に泊まる事にした。

「お母さん??今日、おじいちゃん家に泊まる事にしたから。」

「おじいちゃんに迷惑かけないようにね??ちゃんと明日帰ってくるのよ??」

とどこにでもいそうな母親らしいでもちょっと過保護なお母さんの言葉。
ちょっとこの言葉に私はいつも落ち着く。



おじいちゃんの家には私の私物が結構置いてあるからいきなり泊まりに行っても困る事はない。

今日はもう疲れたから、すぐ寝よう。
そう思って、ベットに入った。


明日は何をしようかなぁ??
どうせ学校休みだし。
あっ!!!そうだ。久々にロンドンに行こう!!!

そんなことで明日はロンドンに行く事になった。
なぜかわかんないけど、

何かロンドンで待ってる。

そんな気がして。


まさかあなたに会うとは思わなかったよ。
もしここで私がロンドンに行こうと思わなかったら、多分、いや絶対にあなたは会わなくてこんな思いしなかったと思う。

これは多分必然なんだったと思う。