彩が抱きついてきた。 鼻をすする音が聞こえる……。 「璃亜追っかけてたら……廊下でね……っ、話聞いちゃって……! あたし璃亜にひどいこと言っちゃった! お似合いだね、なんていっちゃった!!」 彩……。 追いかけてきて、くれたんだ。 「璃亜のコトちゃんと考えられてなかった…… ほんとに……ごめん…」 彩、ありがとう。 あたしのこと、ちゃんと考えてくれてて。 「あたしこそ、ごめんね……」 涙が出てきた。 でも、これは、悲しみじゃない。 彩との、友達の証。 .