そしていつの間にか、男子3人での熱い討論会が始まってしまった。
これはもうほっとくしかないな。
最初から聞く気なんて全くもって無かったけども。
後ろから聞こえてくる声を完全に無視しながら1時間ぐらい歩いていると…。
うん。
ここまでくると、流石にうざいよね。ムカつくよね。五月蝿いよね。
1時間だよ!1時間!
そりゃあたしらだって
別の話で盛り上がってたけども!
全然後ろなんか気にせずに、いや寧ろ後ろの声が聞こえないくらい大きい声でしゃべってたけども!
流石に1時間も経っても討論してると
こっちも無口になってくるって。
「五月蝿い。ムカつく。眠い。」
やっ……やばい。
「あっあのさ~栞南?お菓子食べる?ほ、ほら、いっぱいあるよ~!!」
「食べる。ムカつくから。」
よ、良かったぁ…。
ここで栞南が機嫌が悪くなるとあたしの身が危険だよ。
お菓子持って来といて良かったぁ…。
お菓子用意してくれたメイドの優ちゃんありがと~(T-T)

