「は?」
俺の邪魔をしといてどこの口がほざいてんだおい。
「あのなー、俺が気持ちよく昼寝してたのにお前が物音出すせいで起きちまったの!お分かり?」
「それはあなたの眠気が浅かったからでしょ。」
「おま……昼寝ってのはなぁ、浅くなきゃだめなわけ。じゃなかったら夜まで寝ちゃうっつーの。」
「…ならあたし悪くないよね?」
「…こうやって物音を出さなければ寝てたのに?」
「そっ…それh「プルルルルル―…プルルルルル―…」
そのとき、俺のズボンのポケットから一定な機械音が響いた。
んだよ。こんなときに。
「はい。」
「俺、ヒロ。社長から仕事がきてるぞ。今すぐ校門まで来い。」
「ぁあ?まぢかよ。分かった。今行く。」
今俺に掛けてきたのは、俺の執事のヒロ。
本来は敬語が普通だけど、俺がタメで話せって言わせてる。
世話係が敬語なんて俺的には落ち着かないからな。
それに、実際にヒロは20代で若いから。

