この気持ちは永久保存版!


は?
なんでこんなとこいんだよ。

まぁ見るからに、借りてた本を返しに来たみたいだけど。



てか、届いてなくね?
借りた時には届いたんだろ?


なんだそれ。
少し、からかってみるか。




「おい。」


そしたら一瞬、桜澤は肩をビクつかせた。

おもしれぇー。


「え?だ、誰?ってわぁ!!ご子息様!!」


なんだこいつ。

驚き方といい、俺の呼び方といい…

ご子息様って何だよ。



「陸人。」


「はい?」


「俺の名前はご子息様なんかじゃねぇし。陸人だから。」


「あ、はい。桜澤 愛梨沙です。」


「うん知ってる。いらない自己紹介ありがとう。」


「……。(ムカ…)」


うわぁお★☆

睨まれたぜ。