そんなあたしの思いは儚く散り、授業が終了するまで6人でずっと話していた。
なんて言っても、実質あの3人が一方的に話しているだけなんだけどね。
授業終了のチャイムが鳴って、やっと解放された。
話のくだりが終わったところで、直ぐにあたし達は教室を出た。
「ちょっと!あれなんなのよ!!もうくったくたなんだけど。」
綾夏さん、お疲れです。
「あり得ない。疲れるんだけど。」
ムカつくと短文になる栞南。
「何この脱力感。変なおじさん相手してるパーティーみたいなんだけど。」
と、文句たれたれのあたしたち。
みんな語尾に…だけど。って付いてるのが何か笑えてくる。
それに、
あたしだけじゃなくて栞南も綾夏も同じ?ような気持ちでなんか安心した。

