私をさらった強引彼氏。




そこで私の回想は途絶えた。


目の前で橘くんが
掌を上下に動かしているから。



「大丈夫…?」


「あっ、うっ...はい…」



戸惑った表情を見せた私を見て、

橘くんは
吹き出して笑いをこらえてる。



うわぁ…。




王子でもこんな風に笑うんだぁ...。

なんか...



太陽とか思ってたけど、

本当はもっと...
近い存在なのかもしれない。



この人――――――――――。