「多分、これからも」





あたしの歩幅に合わせながら、
彼は口を開いた。


「オレの名前は、航wataru.
おねぇさんは?」


「あたしは菜華。」


「じゃぁ、菜華。
 聞きたいんだけど
 なぁ、竜一の事好きなの?」



「・・・・・・っ!?」



「当りだ。」



なんで?

あたし、この人に何も言ってない。

おかしいよね?

なんで知ってるの??



「クク、、だってさ。
 チラチラ見ては逸らすし
 オレのハナシも6割聞いてないだろ?」


ぅわ、バレてる、



「最後は聞いてくれたけど、」



「教えてくれる?」