「多分、これからも」






髪型が変わっただけで、
こんなに気分が晴れるとは思ってなかった。



髪を切りに行くときなんかも
滅多にないし
切りに言っても竜一を指名して
竜一の『おまかせ』で
毎回、いつもこの髪型だった。



「うっとおしかったし、よかったかな?」


少し、コテで巻いてくれた毛先を弄る。
ふわふわしてて、、、うん。
気分いいなぁ。


「ごめん、待った?」


片手にココアを持って、
もう片方にもココアを持って走ってきた。


「い、いえっ・・・・・
 全然待ってませんよっ
 だ、だいじょーぶ、です」