「あ、」
鏡に映った自分を見ると、
「変わった、なぁ・・・・」
ロングの髪は、バッサリ切られて
セミロングに。
こげ茶の地毛は、少し暗い、栗色に。
「おねぇさん、コレで完璧オレの好み☆」
トリートメントを馴染ませながら微笑む彼。
・・・・・・・何だかんだ、『おまかせ』よかったし。
気に食わないけどさ、腕はいーんだ。
勿論、竜一の方が上だけど!!
「ありがとう」
代金を支払って。小さなメモを渡された。
「店出てすぐの、ベンチで待ってて。
遅かったらココにメールか電話してよ?」
ドタキャンは無しだよーっと
ニッと彼は笑った。


