あたしは自分のすぐ近くに落ちていた消しゴムをひろって斎藤の机に投げた。







たく・・・・ありがとうの一言も言えないのかよ。





私は高校2年生の鈴村心音。
この性格には合ってない乙女な名前だね。ってよく言われます。



ちなみにこの斎藤ってやつは、何かとあたしに絡んでくる面倒な奴。


「それじゃあーこれで授業はおわる。」


という先生の一言と同時にチャイムが鳴った。



そして次は昼休み。