「お〜か〜だ先輩〜!!」

ひょこっと屋上のドアから顔をだすのは
後輩の金沢美歩[カナサワ ミホ]。

いつも休み時間になると俺を追っかけて
くるようになった。

「何やってるんですか??」

「美歩から逃げてる」

「先輩そこは逃げないで立ち向かった方が いいですよ。あたしのために!!」

いつもニコニコしてるコイツをみると
心が和むんだよな


あの時の涙以来美歩の泣き顔は見てない。

あの時だけは思い出したくない。