人間は醜い 人間が憎い 血だらけになった拳を見つめる。 俺も醜い人間の1人なんだ…… どれだけ頑張っても変えられない事実に、また怒りが込み上げた。 ダメだ……考えるな 首を横に振る。 俺が俺でいられなくなってしまう 信じていた人がいた限り、人間を憎んではダメなんだ。 空を見上げると、梅雨とは感じないほどの快晴だった。 俺も昔は、こんな空のような心だったな…… あいつがいた頃は…… 俺が空を見上げながらそう思っている、その時だった。