あの日から2年。


私、伊藤優希は私立の星川原学園に入学した。学力は中の上ぐらいだ。私立の中でも有名な高校だった。

天気は晴天。
入学式にはもってこいの春の朝。

「ん~。やっと入学式もおわったぁ。放課後何しよっかなぁ~。」

「んじゃ、せっかくだからオケ行かない?」
…と誘ってきたのは私の小学校からの大親友の山口咲羅だった。
昔から男子にモテる。
まぁなんと言っても美少女ですから。
私の場合は、そこら辺にいるただの高校生。
でも一つだけコンプレックスがある。
それは身長。
145センチしかない。
いわゆる『チビ』だ。
「おっいいね~。んじゃ、早速行きますか!」

結局あの後は、カラオケで声が枯れるまで歌い続けた。