『それがね、売っているの。だから今から一緒に星を買いに行きましょう?』

渚の母は渚の手を繋いで歩き始める。

「うん!」

親子が向かったのはアクセサリー屋さん。

『いらっしゃいませー!って瞳じゃん!久しぶり♪』

『久しぶりだね!咲のお店に来るのも久しぶり。』

『今日はどんな用事で来たの??』

服の上のネームプレートに''坂木''と書かれている女性が言う。

『それがね、渚が女の子にプレゼントしたいからそのために来たの。』

『わぁー!渚くんじゃん!大きくなったね。』

渚の頭には?マークがびっしりと浮いている。

『渚、お母さんの親友の咲さんよ。渚がまだ赤ちゃんの時に会ったからわからないのも仕方がないわね。』

『で、渚くんはどんなのをプレゼントしたいの?』

渚の目線にあわせて屈む咲。

「星をプレゼントするの!」

ニッコリと笑顔で言う渚。