「渚、酷すぎるよぉ…。」

枕に顔をうずめて泣く千紗。

毎日公園で遊んでいた2人。

その次の日からは千紗は公園に行かなくなった。

「千紗…。」

渚は、1人。

千紗のいない公園でただただいつか来ると信じて待っていた。

『渚…千紗ちゃんと仲直りしたいんでよね?』

渚の母が優しく問いかける。

「もちろんだよ!」

『そう。なら、千紗ちゃんのサンタさんになって星をあげれば?』

「俺が、千紗のサンタさん?」

『うん。渚が千紗ちゃんのサンタさん。』

「でも、星なんてどこにも売ってないよ?」

俯いてしょんぼりとする渚。