「まさか、尚が同じ高校にいたとは知らなかったよ。」

手を繋いで学校へと2人で向かう芽衣と尚。


「俺だって驚いたし!」

「やっぱ、クラスが端同士だとわからないもんだね~。」

「だな。」

私は1組で尚は7組。

下駄箱の場所だって違う。

でも、そこまで会えないものなのかなぁ?

移動教室だって、総会だって、研修とかだってあったのに…。