「尚、これからよろしくね。」

芽衣と尚と呼ばれた赤ちゃんは産声をあげている。

「北島さん、おめでとうございます。」

「竹中さんこそ、おめでとうございます。」

「なんというか…」

『『双子のように感じますね。』』

2人同時に言う。

ふふっとお互いに笑い、賑やかな病室となった。

「何か、いつか…クリスマスの奇跡が起きるのかしらね。」

「そうですね。起きてほしいですね。」

今日出会ったばかりだけど、意気投合がいつのまにかできた2人。