そんな事考えていたら


「じゃぁこの問題を・・・春谷さん!お願いします」


急に先生に指名された



もしかしてずっとぼーっとしてたから狙われてた!?


「春谷さん?」


う、やばい。やばいよぅ
とっ、とりあえず立とう


「えっと・・・」


どうしよう
わかんない!!!?


「・・・え、っと」


これ新しいとこ!?聞いてないよぉ


「・・・ア」


「へ?」


隣から聞こえてきた声に思わず顔を向けた


「記号問題だから、それ。答え、ア」



口パクに近い声で私に教えてくれる中藤君


「春谷さん?」



わわわっ、お礼とかしてる場合じゃないな
先に答えちゃおう


「えと、ア・・・です」



「・・・はい、座りなさい」


「はっはい!」



よ、良かった!助かった!