「ゆず?聞いてんの?何番?」


私の手から
席を決めるクジ引きのクジを
ひょいっと取り上げた


「・・・あっ!ちょっとー!」


「あ!14番!私の後ろじゃんっ!やったね!!!」


またまた嬉しそうに飛び跳ねる茜


でも、私は
隣の席の15番が誰なのか気になって仕方なくて