泰ちゃんの言葉に周りにいたサークルの子、他の学生も振り返る。 もちろん当のあたしも、泰ちゃんのその言葉に振り返った。 走ったのか、息を切らしてあたしをまっすぐに見つめている。 「俺ずっと後悔してたんだ… あん時のこと…。 卒業式の日、もし椎香が振り向いてくれなかったら絶対諦めるつもりでいた。 だけど振り向いてもらえなかったくせにバカみたいに諦められないんだ。 この間俺んちに来てたときだって夢だと思ったよ、 あり得ないって…」