世界の果てに - 百年の光 -


………‥‥


何で俺が、子守なんかしなきゃいけねぇんだ?


「わーっ!これ可愛い!あっ、こっちも!」


すぐ近くで響く声に、俺はうんざりしていた。


ここは、この街のショッピングモール。


すごい人で賑わっていて、その大半が女だった。


「ねぇエル!どっちがいいと思う?」


「どっちも似合わねぇ」


「…ちょっと」


ぐちぐちと文句を言っているのは、一応、女。


まぁ、まだ子供だ。


全く、アスティのやつ厄介なモン拾ってきやがって。



自分の体に服を合わせながら悩むちびっこを、俺は横目でちらりと見た。


暢気に服なんか選んで、危機感なんかありゃしねぇ。


知らない世界に来たってのに、よく平気でいられるな。


「…おい、早くしろよ。日が暮れる」


「えー!待ってもうちょっと…」


「………」


「お会計してきマス」


一睨み効かせると、ちびっこは大人しく会計へと向かった。