―――リオ…。
一気に脱力感に襲われ、思わずその場に座り込みそうになる。
「……それで、エルは何て?」
「え。だから、俺に訊くなよ、って」
その答えを聞き、ため息をつきたくなった。
余計なお節介をしたかなと思ってたけど、まさかこんな展開になるなんて…
「んな呆れた顔すんなよ。仕方ねぇだろ、アイツが疑問系だったんだから」
はん!と鼻を鳴らす、いつも通りのエル。
少しは二人の距離が縮まったかな、なんて思ったオレが甘かった。
「…じゃあさ、もし疑問系じゃなかったら?」
「あん?」
「好き、って言われたら?」
試すようにそう問いかけてみると、エルの琥珀色の瞳が僅かに揺れる。
エルが口を閉ざしている間も、村人たちの歓喜に満ちた声は溢れていた。


