…目が合っただけで、いちいちそんな反応されてちゃやってられない。
さすがに文句を言おうと、口を開きかけた…そのとき。
―――バキッ
「………っ!」
足元の枝が折れ、咄嗟に反応できなかった俺は、為す術もなく落下する。
ドスン、と鈍い音と共に、体を襲う痛み。
幸いだったのは、そこまで高い位置から落ちたわけじゃなかったこと。
「……ってぇ…」
「―――大丈夫!?」
痛む体を起こすと、ちびっこが血相を変えてやって来た。
「どっか、怪我っ…、骨折れてない!?」
必死に俺の体を見渡すちびっこを、暫くポカンと見ていた。
……何だ?この変わりようは。
「エルってば、聞いて…」
「…ちょっと打っただけだ。何ともねぇよ」
そう答えると、ちびっこはホッとしたように眉を下げる。


