「あたしたち…っ、リエラの友達なんです!どうか、最後まで一緒にいさせてください!」
長老はその細い瞳をさらに細め、あたしからエル、アスティへと視線を移す。
話の真偽を確かめようとしているのかもしれない。
そこへ、リエラがすかさず助け船を出す。
「お願いします、長老…!森へ入る直前まででいいので、お願いします!」
さすがの長老も、これから身を捧げる村人の、必死の懇願を受け入れないわけにはいかない。
僅かな沈黙のあと、ゆっくりと頷いた。
「…よかろう。では、行くぞ」
長老がくるりと方向転換をした瞬間、あたしはリエラにガッツポーズをしてみせる。
…すぐにエルに頭を叩かれたけど。
「アホか!怪しまれんだろ」
「叩くことないでしょーっ!」
「ほら行くよ、二人とも」
苦笑するアスティに促され、あたしたちは長老のあとに続く。
森まではリエラの予想通り、歩いて行くみたいだった。


