琥珀色の瞳が不意に向けられ、思わずどきりとした。
「…アイツを、返してもらいに」
「ああ、あの子?…ダルク、あんたもしかして…」
ユーリの瞳が鋭く光り、ダルクを睨んだ。
「やだな、別にエルたちと一緒の所を見たからじゃなよ?たまたま見かけた可愛い子が、たまたまエルたちといただけで…」
「嘘つけ。どーせ俺たちを炙り出す為だろ」
「まぁ、エルたちに会いたかったのも本当だけど…リオなら、信じてくれるよね?」
「えっ?…や、そんなこと言われても…」
突然同意を求められ、口ごもる。
エルは眉をひそめると、面白くなさそうに舌打ちをした。
「とにかく、お前らに構ってる暇はない。帰るぞ、ちびっこ」
「う、うん」
鉄格子の向こう側に出ようとするあたしを、ダルクは眉を下げて見つつも、引き留めようとはしなかった。
それが逆に気になって、あたしは足を止める。
「………?」
ダルクが少し驚いて、不思議そうにあたしを見た。


