―――――…あ、れ?
「リオ!」
視界に飛び込んで来たのは、澄み切った青。
瞬きを繰り返すうちに、目の前に人影が現れた。
「リオ!大丈夫?」
「………アスティ?」
訳が分からないまま、あたしはアスティを見つつ体を起こす。
「………ッ」
腹部に鈍い痛みを感じ、思わず顔をしかめた。
「リオ、まだ寝てなきゃダメだよ」
アスティは心配そうに言うと、あたしの体を再び寝かせようと肩に手を置く。
その意外に骨ばった手を掴むと、紫色の瞳が見開かれた。
「…リオ?」
「ティアラは!?」
あたしの言葉に、アスティはポカンとしている。
…そっか、あれは異空間だっけ。だとしたらあたしは、戻ってきたんた。
よりによって、あのタイミングで―――…。
「何だ。腹斬られて今度は頭でも打ったのか」
バカにした声に振り向くと、案の定エルがいた。
何故だか分からないけど、ホッとした自分がいる。


