…幻聴だったのかもしれない。
そう思いかけた瞬間、目映い光が暗闇を包んだ。
「!」
眩んだ目が、チカチカしながらも、戻った暗闇に次第に慣れてくる。
次の瞬間、瞳で捉えた姿に、あたしは目を丸くした。
「―――良かった!やっと逢えた!」
そう言って笑ったのは、知らない女の子。
っていうかこの子、どこから…?
「あれ?おーい、リオ?」
放心状態のあたしの目の前で、女の子がぶんぶんと腕を振る。
ハッとして、慌てて口を開いた。
「あ、あなた誰!?」
「私?ティアラよ。よろしくね」
にっこりと微笑む女の子を、まじまじと眺める。
黒髪のサラサラストレートヘアに、黒い瞳。
この世界では珍しいけど…あたしの世界では、ごくありふれた容姿。
「ティアラ…さん?ここは一体どこなの?」
「呼び捨てでいいわよ。この姿だと、あなたより年下だと思うから」
この姿、って言葉に引っ掛かって眉をひそめるあたしに、ティアラが続ける。


