ほんの僅かに見えた光の先は、絶望という名の暗闇だけど。
それでも、まだ光に変わると信じたい。
「……ごめんね、二人共」
零れ落ちる涙を、あたしは乱暴に拭った。
クリアになった視界で、あたしに手を差し出してくれる、二人の姿を確かめる。
「―――――あたしと一緒に、世界を救ってください」
もう、視線は逸らさない。
エルとアスティが、しっかりとあたしを見てくれるから。
「…は。今までに頼まれたことねぇ願い事だな」
「だね。でも、できる気がする」
二人は苦笑しながら、きっとひどい顔をしているであろう、あたしを見る。
「リオ。仲間のためだもん…もちろん、協力するよ」
「お前は俺たちのモノだっつったろ。簡単に手放したりしねぇよ」
「あーあ。そうやってひねくれたこと言う」
「あん!?どこがひねくれてんだよ」
さっきまで不安だった心が、嘘のように晴れていく。
それはやっぱり、二人のおかげなんだけど。
「…ありがとう。エル、アスティ」
このときあたしは、この世界に挑むことを、心に決めた―――――…


